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2012年5月 7日 (月)

モノローグ。

おまえに会いに行って、帰ってから、何気なくネットカフェでマンガ読んでたら、止まらなくなってしまったよ。

「仲間」を馬鹿正直なまでに大切にする主人公のマンガだ。俺たちが大学に入った年にはじまった連載だから、お前が教師やってる間、子どもとこのマンガの話で盛り上がったこともあっただろうな。

そういえば、俺が大切にしてる「ファイアーエムブレム」(箱田真紀)も、「仲間」を大切にする主人公だけど、これをみて「浜ちゃんらしいなあ!」っておまえが言ってくれたこと、今になって思い出したよ。

皮肉だな、「仲間」だったおまえを守れなかった俺が、おまえに会いに行った帰りに、こういうマンガを読んでるなんて。

今日は何だかわめきちらしたいんだよ。おまえと過ごした大学時代みたいに。

「酒が飲みたい」って言えば、気軽に集まって騒いだ仲だったじゃんね。何で「休日おでかけパス」みたいな行楽用の切符つかって、1日がかりで会いに行かなくちゃいけないんだよ。おまけに帰り際、雷雨やらひょうやら降らせやがって。イタズラするなっつーの。

今日はおまえにグチりに行ったんだよ。3月20日、「俺が大学時代みたいに一人で突っ走らないように、ちゃんと見守ってろ」って、俺、お願いしたじゃねーか。まんまとやっちゃって、人を傷つけてしまったじゃんかよ。おまえ、わざとやったか。「変わってないなあ、浜ちゃん!」って言いたかったか。

俺が自分の思いばかり先走ってしまうとき、真っ先に気が付いて「バカだなあ、浜ちゃん!」と叱ってくれたのが、おまえだったじゃんか。最近俺が悩んでる事だって、おまえに真っ先に相談したかったんだ。だけど、おまえが故郷・栗橋の隅っこで石になってるから、相談できずに俺一人で抱え込んで。俺が一人で抱え込むとロクなことがないって、おまえ、一番よくわかってんじゃんかよ。だから3月20日も、わざわざ埼玉の奥地までおまえを訪ねて相談しに行ったのに。

おまえのせいだ。何とかしろ、コノヤロー。

俺たちは紛れもなく「仲間」だったよなあ?何かあると酒を飲んで、語り合って、熱くなって、テーブルバンバン叩いて、周りのお客さんをびっくりさせて。それくらい何でも話し合える仲だったよなあ?俺が自分の家の重い話をいつもしてしまうのに「いやー、浜ちゃんはこうでなくっちゃ!だから俺、浜ちゃんのこと好きなんだよ」みたいに、うまくフォローしてくれてたよなあ?逆に、おまえが教育に寄せる思いも、俺、たくさんたくさん聞いたよなあ。

俺はお前に話した通り、生まれた経緯も成育歴もあまりいいもんじゃないから、おまえみたいに何も隠さず真正面からぶつかってくれる奴が、うれしくて仕方なかったんだよ。ああいうマンガに惹かれるってことは、俺もそれなりの「影」があるし、おまえもそうなんだよ。「俺だけじゃない」ってのが、やっぱりうれしかったのかもね。

何故あの時に限って、おまえ、一人で抱え込んだ?俺たち誰も気づかないくらい、嫁さんですら気づかないくらい。

「浜ちゃんは、自分のことをしゃべっているようで、いつも他人のことをしゃべってくれてるんだよね」と最初に評してくれたのも、おまえだったよな?確かに俺は、自分のためというモチベーションではあまり腰が上がらないけど、誰かのためだったら、自分の人生すら先送りしてしまうくらい何でもやってしまう。そのことを最初に見抜いて「30歳くらいまでは転がり続けるんだろうね」って予言したのも、おまえだったよな。あの当時の俺は「俺が、俺が」っていうのが口癖だったから、自分でも気づかなかったことに気付いたおまえは、すごいと思うよ。

そんな俺の性格、おまえの一番つらい時に発揮したかったよ。一番「仲間」であることが試されるときに、俺たち、何もできなかったじゃんかよ。

だから、今度こそ、大切な誰かに対してしっかりとフォローしたいって、そんな仕事がしたいって、俺、がんばって、今の仕事してんじゃんね。だけど、だめだね。おまえには追いつけないや。

たぶんおまえに会いに行った帰りっていうタイミングでこのマンガを読んだのも、おまえの差し金かも知れんね。「これで勉強しろ」ってか。はいはい、勉強しますよ。

今日、確かにおまえに会いに行ったからね。もう一度言う。俺が突っ走って、周りを振り回さないように。人を傷つけないように。空からしっかり見とけ。

連休明けは、いつもおまえを思い出して辛くなるのだよ。しっかりと大切な人たちのために、生きていくからよ。もう一度言う。空からしっかり見とけ、コノヤロー。

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