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2011年3月30日 (水)

3月27日、ライブ後の考察。その2

今回のことで、いきなり「誰かのために」などと言いはじめた多くの人は、、多分、忘れてしまっていただけだよね?言葉にする必要のない中で生きてきたから、今、言葉にしたくて、繰り返しているだけだよね?そう、信じたい。そう、・・・信じたい。

今まで苦しみの中で生きてきて、他人の痛みを、今いつも以上に身近に感じてしまっている人も。

忘れてしまっていた、あるいは、若すぎて今まで全く気づかずに生きてきて、今回はじめて、本当にはじめて「誰かのために」という言葉の意味を考えた、という人も。

「人は、どんな辛い状況の中にあっても、空を見上げる、夢を描く。そんな生き物です。」

絶望の底にあって、なお私達は、明日の夢を描きたいと思っている。そう、確かに思っている。

今回のライブを通して、浜坂は少し、傷ついた自分の心を復旧させるきっかけを、つかめたような気がします。

ありがとうございました。

【ふるさと(新曲)】

ふるさとを離れる列車の窓にひじをつき/流れ行く景色眺めながら これからのことを考えていた

荷物なんか持たずに 思い出なんて持てずに/逃げるように ただ「東京」という行き先の文字にすがりついていた

見慣れぬ景色に戸惑いながら/気付かぬうちに新しい暮らしに慣れてゆく

見果てぬ明日を描けなくて/気付かぬうちに後ろ振り返り 泣けてくる

思いは届かぬもの たったひとつ伝わればいい/すれ違いの果てに去る町に これだけは分かってほしい

ふるさとへの思いは変わらないと

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裏切り者と言われて何も言い返せなかった/人として生き延びるとは 別れを告げることなのか

故郷(くに)はどこかと聞かれて 語るべき町の姿は/今は記憶の中にだけ 変わり果てた町の面影

見慣れぬ景色に戸惑いながら/気付かぬうちに新しい暮らしに慣れてゆく

見果てぬ明日を描けなくて/気付かぬうちに後ろ振り返り 泣けてくる

願いは叶わぬもの それでも空を見上げる/すれ違いの果てに去る町に これだけは分かってほしい

ふるさとへの思いは変わらないと

ふるさとを離れる列車の窓にひじをつき/流れ行く景色眺めながら これからのことを考えていた

思いは届かぬもの だから歌を歌っている/すれ違いの果てに去る町に これだけは分かってほしい

ふるさとへの思いは変わらないと

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3月27日、ライブ後の考察。その1

JR仙石線、あおば通~小鶴新田、復旧。

鉄道マンは全力で鉄道を走らせようとする。

ミュージシャンも全力で歌を歌う。まるで、自らの傷ついた心を、確かに、少しずつ、復旧させていくように。

改めまして、3月27日、「日比谷野音」ライブ、ご来場のみなさま、ありがとうございました。

今回は、震災をきっかけに、いろんな思いが交錯し、どんなステージをすればいいのか前日まで悩みました。

「頑張れ」なんて、上から目線の言葉なんて、言えない。「被災地へメッセージを送ります」なんて、いったい私は何様のつもりなのだろう?

当日になっても、自分の気持ちを鎮めるのに、直前まで苦労しました。

しかし。実際にステージに上がって、浜坂は不思議な感覚に襲われていました。みんなが浜坂に向かって、気持ちを向けてくれていることが、瞬時に分かりました。

実際に演奏していたのは浜坂自身ですが、あれは浜坂だけが演奏していたというよりは、みんなの気持ちが乗り移って、浜坂に演奏をする力を与えてくれたものだったのだと、浜坂は思います。浜坂だけの力では、当日、前述したようなコンディションの中で、あれだけのステージは絶対にできようがありませんでした。

みんな、歌を必要としている。

ならば、歌うしかない。あとは、私自身の気持ちの問題だ。

そんな気持ちで、ステージ、お届けをさせていただきました。

「人は、どんな辛い状況の中でも、空を見上げる、夢を描く。そんな生き物です。」

絶望の底にあって、なお私達は、明日の夢を描きたいと思っている。そのことを、集まってくれた皆さんと一緒に、確かに証明をしたい。

その思い、確かに叶えられたのではないか。浜坂はあの日を振り返って、確かにそう思っています。

「誰かのために、何かのために」という思いを「自己満足だ」などと考えて煩悶していたのは、青春時代の、遠い過去の話でした。自己満足ではない。人は、普段から、誰かを思いやって、誰かのそばにいたくて、毎日を送っていたはずです。それは自己満足ではありえない。

そのことを、今回の震災で、あたかもスローガンのように投げ売りされるから、また、多くの人が、今まで全くそんなこと考えていなかったかのように、あわてて同じ言葉ばかり繰り返すから、安っぽい思想のように思えてしまうだけだと、考えています。

「苦しかったことを忘れる」ということは、「医者が必要とされなくなる」ことと同じくらい、ある種の理想です。私はその「苦しかったこと」をまだ忘れられないから、すでに忘れてしまっていて、今回思い出したように突如言いはじめた人たちを、卑しくも妬んで、逆恨みにも似た憎しみを抱いて。

そんな風に理解して、浜坂は気持ちを落ち着けようとしています。

で、普段やっていることを、普段どおり、いや、いつも以上に気持ちを込めて、やるだけです。それが空回りして、安っぽいスローガンみたいなことを言わないように、気をつけるだけです。

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2011年3月28日 (月)

3月27日、日比谷野音、セットリスト

3月27日。日比谷野音でのイベントが中止になり、「日比谷野音ライブ」を、市川・行徳「PUNCH CLOUD」で行いました。

セットリスト

1.ふるさと(新曲)

2.旅の途中で出会った歌たち

3.大聖寺駅

4.相模鉄道のバラード

5.ターミナル

6.再会

でした。

このライブに気持ちを向けていただいた方々に、深く感謝申し上げます。

書きたい思いはたくさんありますが、それはまた後日。

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2011年3月25日 (金)

【3月27日】地下鉄東西線が運休のときは

↓「高速6日間で修復」に英国も驚嘆、日本の技術力に賞賛の声相次ぐ

http://www.narinari.com/Nd/20110315270.html(ナリナリドットコム)

数年前の「能登半島地震」のときも、わずかな期間で幹線道路の「能登有料道路」が復旧、石川県出身の浜坂は驚いたわけですが。

どうやら、鉄道や道路をいち早く復旧させる、ということに関しては、この国は相当なものを持っている、ということなのかもしれません。

それが日常生活の回復につながる、ということを信じている、ということなのでしょうか。

鉄道マニアの浜坂は、同じ交通網の復旧、ということで、少し誇りを感じたりしてしまいます。

ただ、浜坂は、そんな風に気持ちを奮い立たせたい気持ちと、「浮かれて舞い上がってんじゃねーよ」と極端に沈み込む気持ちが、交互に繰り返し襲って来ます。

↓卒業生に向けた校長メッセージが「感動的過ぎる!」と話題に

http://youpouch.com/2011/03/19/132313/(POUCH)

↓モンスター・ボランティアにならないために心得ておきたいこと

http://topics.jp.msn.com/otoko_blog/other/article.aspx?articleid=537257(MSN)

西宮市議の「『何かしよう』という気持ちが、本当に自己満足ではないのか、よくよく考えるべきです」という言葉に、深く、深く、考えさせられます。

久しぶりに、歌を歌うことの無力感に襲われています。「自分が歌を歌うこと、稚拙なメッセージを発すること、それ自体が誰かを傷つけてしまうというのなら、私は歌を歌うことができない。」そんな、若かりし頃、大学ノートの日記に連日書きつづったような思いに、今再び、捕われ続けています。

「いじめを苦にした中高生の自殺が相次いだあの時代を、生き延びた者、あるいはうっかり生き延びてしまった者として、言わなければいけないこと、やらなければいけないことがあります」・・・そんな、ずっと自分を支えてきたモチベーションが、もろくも崩れ去る思いを、今、感じています。

「頑張れ」なんて、上から目線の言葉なんて、言えない。「被災者のためにメッセージを送る」なんて、私は一体、何様のつもりなのだろう?

生きる気力を全て奪われた、そんな状況の中、それでも歌は、いかにして存在することが可能なのか?

そんな、現代思想の中で哲学がもがいているのと同じような、「試論」とも言うべきステージを、おそらくお届けすることになるのだろう、そう思います。

時代というものを、私というちっぽけなフィルターで、必死に通したときに、一体どんな歌が歌えるというのだろう?

今まで、ちゃんとそういう気持ちでやってきたと、おろかにも勘違いしていたことを、今一度、苦しみの中でやってみたい。やらなければいけない。

震災のために、歌が歌えなくなりました、なんて、震災に屈したり震災を言い訳にしたり。そんなことをミュージシャンとして言いたくない。???

・・・なんて強がりを言ってみたい気持ちと。いや、そもそも「屈する」とか「言い訳にする」なんて考え自体が、人として非常識なのか?とか。おとなしく白旗を掲げて、沈黙するしかないのか?とか。

ただ、一方で、これもかねてから私が繰り返していた言葉を、再び思い出すのです。

「人は、どんな辛い状況の中でも、空を見上げる。夢を描く。そんな生き物です。」

だから私も、歌を歌います。

全身全霊をかけて。

3月27日(日)、市川・行徳「PUNCH CLOUD」

地下鉄東西線「行徳」駅歩7分

14:00開演、1,000円プラス1ドリンクオーダー制です。

交通機関の乱れる現状において、鉄道マニアらしく、普段あまりやらない交通案内をします。

地下鉄東西線で、万が一大幅なダイヤの乱れが生じたときは、都営地下鉄新宿線「一之江」駅、もしくはJR京葉線「市川塩浜」駅をご利用ください。そこから、タクシーでおそらく2メーターくらいです。

お待ちしています。

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2011年3月21日 (月)

3月27日、日比谷野外音楽堂について

三陸鉄道北リアス線、宮古~田老間、復旧。

リアス式海岸特有の、断崖絶壁を走る道路しかない中で、海岸線を走る鉄道路線の復旧は、わずか1日3往復の運転ながら、復興への支えとなると、信じたい。

部屋のコンセントをほとんど引っこ抜いた中、テレビのニュースだけは、つけっぱなしで夜を明かす。原発の動向が依然心配なので、2時間おきに目覚ましのタイマーをかけ、安全を確認する。

寝不足は前の職場では当たり前のことだったので、残業がほとんどない職場に移った今となって、少々の無理をしても泣き言は言わない。

その代わり、ニュースを見ながら、一人で涙を流す。

↓夫の最後の贈り物、指輪に誓う「娘と強く」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000925-yom-soci(読売新聞)

「私は今、人生で最もおいしいオニギリを食べている」と、避難所で語る男性。被災してなお、「人間らしさ」を失わず互いに助けあう。そんな姿に海外メディアは驚いているという。

だが、そんな姿ばかりが全てではない。

↓節電中のコンビニで強盗 石川・小松市

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000925-yom-soci(NNNニュース)

私の故郷、石川県だけでなく、被災地でもすでに、窃盗が多発しているとのこと。

郵便局員である私の先輩は、「優先車両」として給油を受けていたところ、一般男性に胸ぐらをつかまれ「何で郵便ごときが優先なんだ」と殴られそうになった、とのこと。

「人間らしさ」を失いたくない。震災から10日経ち、人が人であることを忘れそうになっている今だからこそ。賛否両論ある中で迷いながら、あえて行動をします。

どうか、どうかご理解ください。

3月27日、日比谷野外音楽堂。市川・行徳「PUNCH CLOUD」へ会場を変更の上、行います。14:00開演、1ドリンク付き1500円です。

計画停電の時間帯におそらく引っかかるので、その際はバッテリー式のスピーカーシステムと、キャンドルライトによる照明にて行います。

会場都合による変更。無料イベントから、趣旨を異にしたイベントへと変わりますが、「人間らしさ」を取り戻そうと、仲間と共に訴える第一歩として、どうかご理解ください。

被災地では、トランペットで「上を向いて歩こう」「ふるさと」を演奏する少女の姿が報道されている、そんな中。

私も可能ならば、現地へ飛んでボランティアとして活動したい。だがしかし、確かな一歩を、ここからはじめる。

『心を込めた演奏や歌が、聴き手の翌日からの足取りを力強いものにしてくれる』。

そんな音楽の力を、信じて。

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2011年3月15日 (火)

少し、泣いた。

計画停電中、真っ暗な部屋から真っ暗な藤沢の町を見て、少し、泣いた。

引越ししたばかりで、まだ開けていないダンボールが積み重なったままの中から、懐中電灯と、遠い昔に買った非常用携帯テレビ(電池式)を取り出し、引き続きニュースを食い入るように見つめた。

自分が泣いている場合じゃない。

↓こういう時、同じ石川県出身の松井秀喜のニュースなどを、思わずチェックしたりしてしまう。

松井、メッセージはバットに託す HRボールは宮城出身者へ

http://news.biglobe.ne.jp/sports/0315/fuji_110315_6872899052.html(夕刊フジ)

それについで、スポーツ関係で、勇気付けられるニュース。ザックも、うれしいことを、言ってくれるじゃない。

↓ザック監督「日本人は諦めない国民だ」

http://news.biglobe.ne.jp/sports/0315/nsp_110315_2353572605.html(日刊スポーツ)

↓<センバツ>「全力で返すのが礼儀」 東北と対戦の大垣日大

http://news.biglobe.ne.jp/sports/0315/mai_110315_6823956340.html(毎日新聞)

↓センバツで東北と対戦、大垣日大が募金活動

http://news.biglobe.ne.jp/sports/0315/ym_110315_9218271076.html(読売新聞)

・・・自分が泣いている場合じゃない。改めて歯を食いしばる。

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