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2010年10月 3日 (日)

【横浜身売り騒動】地方分権化の先を読む。その3

横浜ベイスターズの、新潟への本拠地移転話。どうもやはり神奈川県に住んでいたものとしては納得がいかないですよね。

そもそも、「中央から地方へ」などという文脈で球団移転話が語られますが、横浜ってそもそも「中央」なんですかね?

「地域密着」という観点から言えば、ベイスターズは、その前身のホエールズの頃から、神奈川県民に根強く愛されています。神奈川は立派な「地方」として、自分たちの町の球団を誇りに思っています。

ここで死に物狂いで、神奈川県民が自分たちの球団を守りぬく、という選択肢だってあっていいわけです。Jリーグだと、川崎、平塚などという局地的な地域活性化からスタートしましたが、横浜ベイスターズのフランチャイズは横浜市では実はなく、神奈川県全体です。川崎も平塚も厚木も横須賀も、県内全域のファンが今、声を上げようとしています。

今、「中央」の球団は、大都市という「地域」に根を下ろそうと、もがいています。西武もヤクルトもロッテも、頭に地域の名前を付けて「埼玉西武」「東京ヤクルト」「千葉ロッテ」と名乗っています。そして成功しつつあります。

「横浜」も、その名からして地域密着を意識したはず。これは別の文脈があって、マルハから球団を譲渡する際に、騒動をなるべく小さくするためのもの、というマルハのカシコイ戦略だったはずです。

ところが、その戦略を台無しにするかのように、あの当時、某新聞社のオーナーがゴチャゴチャ言ってモメてしまったわけですが、今回の横浜身売り騒動でも、さっそくあの当時と同じ人物が勝手なことを言いはじめています。

仮に新潟移転話の言い出しっぺがあの人物であるとすれば、うさんくさいこと極まりない話です。大新聞のオーナーという権力者が、「中央から地方へ」という流れを作ろうとすること自体オカシイ話だからです。この思想は、中央の人間からのトップダウンでなく、地方の草の根のレベルからボトムアップという文脈で語られなければなりません。

「大都市の中の地域主権」という、「地方分権」の完成形とも呼べるものを、見てみたい気がします。

神奈川県民が立ち上がって知恵を出し合って、神奈川県からの球団移転を阻止したとしたら、浜坂はさらに、かつて住んでいた神奈川の地を好きになるでしょう。

・・・とはいえ、昔からの広島カープファンをやめて、横浜ファンになるって、そんなつもりはありませんけどねっ。・・・これがこの考察のオ チでしたっ。

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