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2010年5月25日 (火)

5月病・・・

「5月病」というのは、何も新しい環境に飛び込んだ人だけのものではなく。

毎年毎年変わり行く職場の人間関係に疲れて、ある日突然心の均衡を崩す、というものも含めたい、と浜坂は思う。

この後の続く、このことを書くと、「またかよ」「いい加減ウソだろ」「オオカミ少年か」などと野次られそうな気もするが。

このGW、日帰りで石川県へ帰省をしました。

「母が骨折した」というのが表向きの理由だけど、それもホントの話なんですが、実は帰省の目的は違うところにあったんです。

去年、大学の同級生を自殺で亡くして一年。今度は中学時代の同級生を自殺で亡くしましてね。

浜坂が育った石川県というのは、亡くなった日の翌日に通夜、翌々日にはもう告別式をするのが一般的で。訃報を知ったのが亡くなった翌日、つまり通夜の日。そんな、いくら忌引きだと言っても急に「次の日休ませてください」なんてできるはずがなく、告別式にも間に合わなかった。それが3月の末の話。

同じように別れを告げることが出来なかった、石川県外に住む同級生たちと連絡を取り合って、GWに、彼の実家にみんなで行こう、という話になったんです。

今回は、浜坂を含めて、中学卒業以来あまり彼と会ってない奴らばかりだったから、ホントに成人式以来の再会がこんな形になってしまって・・・という奴が多かった。

今回も、遺書が出てきてないので、推察するしかないのだが、前兆はあって。勤めていた病院(彼は看護士でした)で、明らかに疲れがたまっている様子だったので、上司に勧められて一週間ほど休みを取ることがあったそうだ。それが亡くなるひと月前の話。

病院は、異動が激しいから。患者さんの入れ替わりも激しいから。今回は、犯人となった誰かがいる、とかではなく、そんな人間関係の些細なずれが、本人にも気づかないうちに大きくなって、抱えきれないほどになっていたらしい。

「魔が差した」としか言いようがないみたい。だって、ホントに死ぬつもりだったのなら、自殺したまさにその日に、彼あての通販の商品が届くかっての。死ぬつもりはなかったんだよ、多分。

これまでもこのブログで何度も書いていますが、30代は、人生の曲がり角なんです、ホントに。死ぬつもりがなくても、こういうことが起こりうるんです。

だからこそ。辛い状況を抱えている人は、なおのこと真剣に、その辛さを取り除く方法を考えないといけないんです。自殺という、最悪の解決方法にたどり着く前に。

浜坂は、「主体性がなく、逃げ続けている」という批判をする友人がいる、というのを、以前このブログで書きました。だけど、「逃げる」というのは、それ自体がすでに積極的な行為です。「逃げる」ことすらあきらめて、あるいは、逃げるべき状況に気づかないまま抱え込んで、ひたすらに堕ちていく人だって、たくさんいるんですから。

「苦しさを失う」。この言葉も、このブログで過去使いました。悪い女に捕まって情が離れられない、あるいは、嫌な仕事だけど生活のために耐えなくてはいけない。経済的理由から、夫と、あるいは彼氏と別れられない・・・そうこうしているうちに、どんな素晴らしい人間だって、いつか「どうせ俺なんて、私なんて、はじめからこんな汚い人間だったんだ」なんて思い込むようになってしまうんです。

そうなる前に。逃げてください。逃げてってよ!どれだけ未練が残る人間関係を断ち切ろうとも、そのことで、身軽にならなきゃ。人間関係をふるいにかけたり、あるいは誰かと誰かを天秤にかけて、どちらかを取ったり、果ては、全てを捨てて一人になる、という残酷なことをしなければいけないときが、必ず来るんです。

浜坂、最近、この「人間関係を天秤にかける」ことを幾度となくやっています。自分でも、残酷だと思います。でも、今、切り捨ててしまった人とも、必ずや近いうちに関係を修復できると信じています。それが出来るのが、まともな人間でしょうが。必ず、必ず修復するんです。

だから。もし、追い込まれている自分に気づいたなら。強行突破するもよし、退却するもよし、とにかく今の状況からは逃げてください。5月病の5月はまもなく終わります。行動をしないと。行動を。

そして、お互いが「人間らしさ」を取り戻したときに、もう一度再会したい。そのときまで、死なないでください。本当に、頼むから死なないでください。

ちなみに、彼の家に弔問にいった帰り、喪服姿のままで病院へ骨折した母を見舞いに行ったら、ありえないくらいに怒られた、という笑えないジョークを、最後に付け加えておきます。

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