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2009年12月31日 (木)

【死なないでください。】その3

思いばかりが先んじて、行動が伴わないのは、子どもの頃から何も変わっていない。だけど、逃げて逃げて逃げ続けて、浜坂は少しずつ、しかし確実に幸せになっている、そう信じたい。そう信じたいのです。

あの頃は、学校も、家庭も、最悪の状況でした。浜坂の生い立ちを話すと、泣く人も過去にいましたが、話したことを「また、やらかしてしまった」と後悔する一方、「たかがこれくらいのことで泣かないでほしい」と、さらにひねくれてみたり。あるいは、「お前の辛さなんてどれほどのもんだ」と、悲しい「不幸の競い合い」の議論にはまったりもしました。

「三人目なんか産みたくなかった」と、ひどい言葉を投げ付ける一方で、どこかの宗教で覚えてきた「家族を大切にしなさい」という、真逆の言葉を繰り返し説教していた、母の話。

そんな母の姿そのままに、「いじめられた、傷ついた!」と騒いでは、ますますいじめられた(当然だわな)、小学校、中学校時代の話。

アダルトチルドレン、いじめ、親が子どもを虐待するニュース、子どもが親を殺めるニュース・・・子どもをめぐる様々な報道がされていた時期。大学は教育学部にまで入って勉強したにもかかわらず、どこかで「自分は違う」と思いたがっていた。

高校、大学と、かなり生き急いだのは、あの子ども時代の反動なのでしょう。音楽とか詩とか、表現活動にのめり込んだのも、自分を語る言葉を持ちたいというSOSのサインでもあったのでしょう。ですが、そのおかげで、つながっていった人の輪は、今の浜坂を本当にあたたかく包み込んでくれています。

だから。いじめを苦にした中高生の自殺が相次いだあの時代を、生き延びた者、あるいはうっかり生き延びてしまった者として、言わなければいけないこと、やらなければいけないことがあります。

来年もまた、自殺者は3万人を超えるであろう、その中に、入ってしまうかもしれない人に、虚しくも呼びかける。死なないでください。

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