1行紹介

1979年8月1日、石川県生まれ。しし座、O型。福祉の思想と、鉄道に恋して、毎日を送る、「浜坂想良」「トレイン浜坂」こと、浜坂英則です。

自己紹介文

【東山線に黄色い電車が走っとった頃】
~プロフィールに代えて~


東山線に黄色い電車が走っとった頃
かあちゃんに抱っこされて毎日のように電車に乗った頃
クーラーもついとらんで どえらやかましかったけど
車掌さんが手を振ってくれるのがたまらんくうれしかった


東山線に黄色い電車が走っとった頃
鶴舞線が伏見から浄心まで伸びた頃
鬼ごっこの舞台は8車線同士の交差点の歩道橋
ロの字にぐるぐるぐるぐるひたすら駆けずり回ってた


走り疲れて逃げ込んだ先はでんきの科学館
クーラーにあたって休んだら静電気で髪を逆なでた
エスカレーターを逆走したり手すりにまたがってみたり
「コラー!」って叱る職員は口許が笑ってた


東山線に黄色い電車が走っとった頃
おだやかな瞳で叱ってくれる大人がたくさんいた頃


東山線に黄色い電車が走っとった頃
クラスで評判になっていたのを確かめたくて
はじめてかあちゃんの財布からくすねたお金は二百円
ケンちゃんと二人で駄菓子屋におでん買いに行った


東山線に黄色い電車が走っとった頃
鶴舞線が庄内緑地公園まで伸びた頃
見たこともないスチール缶のお茶が店先に並んでた
「飲んでみやー」って言われたけれどぼくは答えたよ


ばあちゃんがみそつけてくれるコンニャクが食いたくて
ぼくはここにおるんだわね
お茶なんてウチに帰りゃ
かあちゃんが 「おかえり!」っていれてくれるがね!


東山線に黄色い電車が走っとった頃
自動販売機の冷たい味などまだ知らなかった頃


東山線に黄色い電車がまだ走っとった頃
突然この街を遠く離れることになった
新しいところでいじめられて泣いて帰るたびに
こっそり駅まで歩いていって電車を見てたんだ


東山線の黄色い電車が見られんようになった頃
鶴舞線が上小田井から名鉄につながった頃
あの電車に乗ればチョコをくれたエリちゃんのところへ
帰れるのかななんてぼんやり考えて泣いていたんだ


何年も過ぎてぼくが大人になってから
懐かしいあの街へ久し振りに降り立ってみたよ
一軒家の社宅は高層ビルに変わっていたけれど
よじ登って遊んだブロック塀はそのままだった


目を閉じれば今もまぶたの奥
下園公園でホームレスのおっちゃんにブランコ押してもらって
歌舞伎役者の入り待ちをする御園座のおばちゃんたちの横を
すり抜けて家路を走るランドセルの音が響き渡る


東山線に黄色い電車が走っとった頃
クーラーもついていないやかましい電車がまだ走っとった頃


東山線に黄色い電車が走っとった頃
やかましさの中に人のぬくもりがまだ残っていた頃


興味のあること

ミュージシャン=中島みゆき、山本正之/  知識人=筑紫哲也、渡辺一夫、渋井哲也、船橋一男、阿部治/  書籍=鷲田清一「『聴く』ことの力~臨床哲学試論~」、J・P・サルトル「実存主義とは何か」、やまだようこ「人生を物語る~生成のライフストーリ-~」/  研究手法=ライフストーリー法/  卒論のテーマ=「ストリートミュージシャンの考現学」/  住んだことのある街=加賀(石川)・名古屋・浦和・要町(池袋)・大和(神奈川)・座間、清瀬/  ドラマ=「聖者の行進」(1998、TBS)、「ちりとてちん」(2007、NHK)/  詩・短歌=高村光太郎「友よ」、室生犀星「旅途」、俵万智/  就いたことのある職業=コンサート会場係員、新聞配達員、カフェ店員、児童館職員、小学校教諭(特殊学級)、社会福祉法人指導員、佐○急便カスタマーサービス、ト○タ自動車期間従業員、町工場。/  特技=人の鼻歌を基にギターで作曲ができること、いろんな職業の人のいろんな痛みが分かるようになったこと。/  座右の銘=「Quid haec ad humanitatem?(それは人間らしくあることと何の関係があるか?)」 /  現在の仕事、福祉について=利用される方と遊んでいるだけで補助金をもらっている、などという心ない偏見がありますが、福祉は全ての人が人間らしく社会と関わっていくための戦いの場所です。偏見や差別としっかりと向き合っていきます。